INTRODUCTION
負け犬として生まれ、勝つために生きた、ロックンロールの化身、極悪暴走御大レミー。人類史上最高の暴走バンド モーターヘッドが2011年ドイツ、ヴァッケン・オープン・エアで轟音をかき鳴らした暴走映画!
いつ、どこで、どんなライヴをこなしても何も変わらない、何も変わらないからいつ、どこの、どんなライヴかも見分けがつかないという暴走ロックンロールの切り札モーターヘッドの底力がスクリーンを通して伝わる上映が今年もやってきた。
40年間にわたり前人未踏の大暴走を展開したバンド、モーターヘッドのフロントマンであるVo./B.レミー・キルミスターが2015年12月28日に伝説となってから今年で8年、レミーの誕生日(12/24)、そして命日(12/28)を含む日程で上映となるのは2011年、ドイツのヘヴィ・メタルフェスティバル、ヴァッケン・オープン・エアでの暴走ロックンロールショウの模様を収録したライヴ作品『モーターヘッド/ザ・ワールド・イズ・アワーズVOL.2』だ。音楽のMIXは2004年のアルバム「Inferno」以降、2015年のラスト・アルバム「Bad Magic」まで、モーターヘッドのアルバムを計6枚プロデュース、バンドが最も信頼し、モーターヘッドの音を最も知り尽くしたキャメロン・ウェブが担当。 今回もまた、正確な情報はないが、本作は海外では商品化されているが劇場公開された形跡はなく、映画館という環境で上映されるのは非常に珍しいことといえる。いつも同じことだが鑑賞後数日間は耳が聞こえづらくなることを覚悟しなければならない。
Motörhead&Lemmy
モーターヘッドとレミー
核爆弾が落ちてもゴキブリとともに生き残るといわれ、2,000人もの女性と夜を共にし、1956年にはロックンロール誕生の瞬間を目撃、マルボロとジャックダニエルにまみれて血液が猛毒化、ビートルズを愛し、世界最大音量のバンド《モーターヘッド》を40年間続け、1945年クリスマスイブである12月24日に負け犬として生まれて以来、常に勝つために生き、不眠不休の大暴走を続けた人間とは思えない豪傑、ロックンロールの化身レミー・キルミスターがこの世を去ったのは2015年。70歳の誕生日を迎えてから4日後、癌を宣告されてからわずか2日後のことだった。そして翌日、メンバーからモーターヘッドの活動終了が伝えられた。1975年の結成以来、メインストリームとは真逆のロックの裏街道を驀進したモーターヘッドは、ヘヴィ・メタルとパンク/ハードコアという普段相容れない両ジャンルからも熱い支持を集め、その両者が一触即発の状態に陥った場合でもモーターヘッドの曲を流せばすべてがおさまるという、この世に類を見ない存在感を誇ったバンドだ。
Lemmy Kilmister
レミー・キルミスター
Philip Campbell
フィル・キャンベル
Mikkey Dee
ミッキー・ディー
STAFF
監督
スコット・マクフェイデン
撮影
マーティン・ホークス
音楽プロデューサー、MIX
キャメロン・ウェブ
TRACK LISTING
1.Iron Fist
2.Stay Clean
3.Get Back in Line
4.Metropolis
5.Over the Top
6.One Night Stand
7.Rock Out
8. The Thousand Names of God
9. I Know How to Die
10.The Chase Is Better Than the Catch
11.In the Name of Tragedy
12.Just 'Cos You Got the Power
13.Going to Brazil
14.Killed by Death
15.Bomber
16.Ace of Spades
17.Overkill
THEATER
地域 劇場 公開日
東京都 シネマート新宿 12月22日(金)~12月28日(木)
大阪市 シネマート心斎橋 12月22日(金)~12月28日(木)